「30万円のホイールが欲しい!」
ちょっと待ってください。その前に、タイヤを変えましたか?
タイヤ交換(1.5万円)の方が、ホイール交換(30万円)より効果が高い理由を解説します。16時間9分で完走した私が、実際に体感した「タイヤの威力」をすべて公開します。
なぜタイヤが最優先なのか?
ホイールよりタイヤの方が効果が高い理由
結論から言います。
転がり抵抗の90%は、タイヤで決まる。ホイールじゃない。
多くの人が勘違いしていますが、バイクの速さに最も影響するのは:
- タイヤの転がり抵抗(影響度:★★★★★)
- 空気抵抗(影響度:★★★★☆)
- ホイールの重量(影響度:★★☆☆☆)
30万円のカーボンホイールより、1.5万円の高性能タイヤの方が、体感できる速さの向上が大きいのです。
実際のデータで比較
180kmバイクパートでの時間差(私の実測)
| アップグレード内容 | 費用 | 時間短縮 | コスパ |
|---|---|---|---|
| 完成車付属タイヤ → GP5000 | 1.5万円 | 約15分短縮 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| アルミホイール → カーボンホイール | 30万円 | 約8分短縮 | ⭐⭐☆☆☆ |
| エアロフレーム | 50万円 | 約5分短縮 | ⭐☆☆☆☆ |
タイヤ交換が圧倒的にコスパ最強。
タイヤの何が速さを決めるのか?
転がり抵抗を決める3要素
1. コンパウンド(ゴムの質)
高性能タイヤは、特殊なゴム配合で転がり抵抗を最小化しています。
- 安価なタイヤ: 硬いゴム → 抵抗大
- 高性能タイヤ: 柔らかいゴム → 抵抗小
2. ケーシング(繊維構造)
タイヤの「しなやかさ」が、転がり抵抗に直結します。
- TPI(繊維密度)が高い = しなやか = 速い
- 例:GP5000は330TPI(超しなやか)
3. タイヤ幅
意外ですが、25mmより28mmの方が速い場合があります。
- 理由: 接地面積が増えても、路面追従性が上がり、エネルギーロスが減る
- アイアンマンでは28mm推奨(乗り心地も向上)
アイアンマン完走者が選ぶタイヤトップ3
1位: Continental GP5000(コンチネンタル GP5000)
私が実際に使用したタイヤ。
価格: 約7,500円 × 2本 = 15,000円
幅: 25mm / 28mm
特徴:
- 転がり抵抗が極めて低い
- グリップ力も高い
- パンク耐性も優秀
こんな人におすすめ:
- とにかく速く走りたい
- 1本で全ての性能が欲しい
- 迷ったらコレ
2位: Schwalbe Pro One(シュワルベ プロワン)
チューブレス派の定番。
価格: 約8,000円 × 2本 = 16,000円
幅: 25mm / 28mm / 30mm
特徴:
- チューブレス専用設計
- 転がり抵抗はGP5000と同等
- パンクしにくい
こんな人におすすめ:
- チューブレス化したい
- パンクリスクを最小化したい
- 幅広タイヤ(30mm)を試したい
3位: Vittoria Corsa(ヴィットリア コルサ)
プロも使う超軽量タイヤ。
価格: 約10,000円 × 2本 = 20,000円
幅: 25mm / 28mm
特徴:
- とにかく軽い(230g)
- 乗り心地が最高
- グリップ力も抜群
こんな人におすすめ:
- 軽さ重視
- 乗り心地も妥協したくない
- 予算に余裕がある
タイヤ交換で失敗しない3つのポイント
ポイント①:完成車付属タイヤは今すぐ捨てろ
完成車に付いてくるタイヤは、9割が低性能タイヤです。
- 理由: メーカーがコストカットしてる
- 対策: 納車直後にGP5000へ交換(これだけで15分速くなる)
私も納車翌日に交換しました。世界が変わります。
ポイント②:前後とも同じタイヤにする
「前だけ高性能タイヤ、後ろは安いタイヤ」はNG。
- 理由: バランスが悪くなり、コーナリングが不安定
- 対策: 前後とも同じモデル・同じ幅にする
節約したい気持ちは分かりますが、安全性が下がります。
ポイント③:空気圧は「7.0〜7.5bar」が最適
高すぎても、低すぎても遅くなります。
- 7.0bar未満: 転がり抵抗↑(遅い)
- 7.0〜7.5bar: 最適(速い+乗り心地Good)
- 8.0bar以上: 路面追従性↓(遅い+乗り心地Bad)
レース前日に必ず確認しましょう。
実際の交換手順(3ステップ)
ステップ①:古いタイヤを外す
- ホイールを外す
- タイヤレバーで片側だけタイヤを外す
- チューブを抜く
- もう片側もタイヤを外す
所要時間: 5分
ステップ②:新しいタイヤを装着
- タイヤの回転方向を確認(→矢印がある)
- 片側だけタイヤをはめる
- チューブを少し膨らませて入れる
- もう片側もはめる(最後は手で押し込む)
コツ: タイヤレバーは使わない(チューブを傷つける)
所要時間: 10分
ステップ③:空気を入れて確認
- 7.0barまで空気を入れる
- タイヤを回して、チューブが噛んでないか確認
- もう一度7.5barまで入れる
所要時間: 3分
合計18分で完了。
チューブレスは必要?
結論:初心者には不要
チューブレスのメリット:
- ✅ パンクしにくい
- ✅ 転がり抵抗が少し低い
チューブレスのデメリット:
- ❌ 初期設定が面倒(シーラント注入)
- ❌ パンク修理が難しい
- ❌ レース中にパンクしたら絶望
私の結論:
- 初アイアンマン: クリンチャー(普通のチューブタイヤ)でOK
- 2回目以降: チューブレスを検討
無理にチューブレス化する必要はありません。
タイヤ交換の次は何をアップグレードすべき?
優先度順
- ✅ タイヤ交換(1.5万円) ← まずコレ
- エアロバーの調整(0円) ← ポジション最適化
- ボトルケージをエアロ形状に(5,000円)
- ホイール交換(30万円) ← 最後
タイヤ交換後、エアロポジションを作る方が、ホイール買うより効果大です。
タイヤの寿命と交換タイミング
交換目安
- 走行距離: 3,000〜5,000km
- 見た目: トレッドパターンが消えたら
- ヒビ: 側面にヒビが入ったら即交換
レース前の交換タイミング
レース2週間前に新品タイヤへ交換。
- 理由: 馴染ませる期間が必要
- NG: レース当日に新品(グリップが安定しない)
私はレース10日前に交換しました。
よくある質問
Q1: 25mmと28mm、どっちがいい?
A: アイアンマンなら28mm推奨。
- 理由: 乗り心地が良く、後半の疲労が軽減
- デメリット: 空気抵抗がわずかに増えるが、誤差レベル
私も28mmに変更後、明らかに楽になりました。
Q2: 安いタイヤ(5,000円/本)じゃダメ?
A: ダメじゃないけど、もったいない。
- 安いタイヤで180km → 9時間30分
- GP5000で180km → 9時間15分
15分の差が、制限時間ギリギリの人には致命的。
1.5万円で15分買えるなら、買った方がいい。
Q3: ホイールを先に買っちゃったんだけど…
A: 次はタイヤを変えてください。
ホイール交換後にタイヤも変えると、さらに速くなります。
ホイールとタイヤの組み合わせで、最大の効果が出ます。
? 完走への道を選ぼう
あなたに合った準備ツールを選んでください
まとめ:30万円のホイールより、1.5万円のタイヤを先に買え
この記事のポイント
✅ 転がり抵抗の90%はタイヤで決まる
✅ タイヤ交換で180kmが15分速くなる
✅ おすすめはGP5000(25mm or 28mm)
✅ 完成車付属タイヤは今すぐ捨てろ
✅ 空気圧は7.0〜7.5barが最適
✅ チューブレスは初心者には不要


コメント