天候別の実践ガイド – 雨・暑さ・寒さでDNFしないための準備

Triathlon training image 初心者の詰み回避

「当日、雨だったらどうしよう…」

天候は変えられません。でも、準備はできます。

16時間9分で完走した私が経験した、雨・暑さ・寒さへの対策をすべて公開します。

  1. はじめに:天候がもたらす3つのリスク
  2. 第1章:雨対策 – 低体温症を防ぐ
    1. 1-1. 雨レースの最大の敵:低体温症
    2. 1-2. 雨レースで持つべき装備
    3. 1-3. 雨レース中の判断基準
  3. 第2章:暑さ対策 – 熱中症を防ぐ
    1. 2-1. 暑さレースの最大の敵:脱水と熱中症
    2. 2-2. 暑さレースでの水分・塩分摂取計画
    3. 2-3. 暑さ対策の具体的テクニック
  4. 第3章:寒さ対策 – 筋肉の硬直を防ぐ
    1. 3-1. 寒さレースの最大の敵:筋肉のパフォーマンス低下
    2. 3-2. 寒さレース前の準備
    3. 3-3. 寒さレース中の対策
  5. 第4章:天気予報の活用法
    1. 4-1. レース1週間前から毎日チェック
    2. 4-2. 天候に応じた装備チェックリスト
  6. 第5章:私の失敗談から学ぶ
    1. 失敗①:「大丈夫だろう」と油断した
    2. 失敗②:水分摂取量を計算していなかった
    3. 失敗③:エイドで休憩するのをためらった
    4. ? 完走への道を選ぼう
      1. 完走チェックリストLite
      2. 完走テンプレPro(全部入り)
  7. まとめ:天候対策は「保険」と考える
    1. ? この記事の内容を1枚にまとめました
  8. FAQ:よくある質問
    1. Q1: 雨予報が50%の場合、装備は持っていくべき?
    2. Q2: 暑さレースで氷をウェアに入れるタイミングは?
    3. Q3: 寒さレースでゴミ袋はどこで手に入る?
    4. Q4: 天気予報が当日朝に変わったらどうする?
    5. Q5: 体温が下がりすぎたらリタイアすべき?
  9. この記事のポイント
    1. ? この記事に関連する無料ツール

はじめに:天候がもたらす3つのリスク

「練習は完璧だった。でも、当日の天候で全てが変わった…」

アイアンマンのDNF理由の中で、意外と多いのが天候による体調不良です。

  • 雨による低体温症
  • 暑さによる熱中症
  • 寒さによる筋肉の硬直

天候は変えられませんが、対策を知っていれば完走率は劇的に上がります。

私が初アイアンマンで経験した天候トラブルと、その後学んだ対策をすべて共有します。

第1章:雨対策 – 低体温症を防ぐ

1-1. 雨レースの最大の敵:低体温症

実体験:バイクパートで体が震えた話

私の初アイアンマンは、バイクパート途中から雨が降り始めました。

気温は18℃。「大丈夫だろう」と思っていましたが、時速30kmで走ると体感温度は10℃以下。

100km地点で体が震え始め、指が動かなくなりました。

ブレーキをかけるのも怖いほど手がかじかみ、「このままではDNFだ」と本気で思いました。

1-2. 雨レースで持つべき装備

必須装備リスト

装備 役割 価格目安
防水ジャケット 体温低下を防ぐ 5,000〜15,000円
アームウォーマー 腕の体温保持 2,000〜5,000円
レッグウォーマー 脚の体温保持 2,000〜5,000円
防水グローブ 手のかじかみ防止 3,000〜8,000円
シューズカバー 足先の冷え防止 3,000〜7,000円

トランジションバッグに入れておくべきもの

  • タオル2枚(濡れた体を拭く用)
  • 着替えのソックス(濡れた靴下は低体温症の原因)
  • ゴミ袋(濡れた装備を入れる)
  • ワセリン(擦れ防止・保温効果)

1-3. 雨レース中の判断基準

危険信号:こうなったら無理をしない

  • ✋ 指が動かない(ブレーキ操作が困難)
  • ✋ 体が震えて止まらない
  • ✋ 思考が鈍くなる(判断力の低下)
  • ✋ 唇が紫色になる

対処法:エイドステーションで体を温める

  1. エイドステーションで暖かい飲み物をもらう
  2. 建物の中で5〜10分休憩
  3. 濡れたウェアを絞る
  4. ジャケットやアームウォーマーを追加

制限時間より命が大切

私は100km地点のエイドで15分休憩しました。

「制限時間に間に合わないかも」と焦りましたが、体を温めたことで残り80kmを安全に走りきれました。

結果、制限時間内に完走。あの15分は命を守る投資でした。

第2章:暑さ対策 – 熱中症を防ぐ

2-1. 暑さレースの最大の敵:脱水と熱中症

実体験:ランパートで頭痛が襲った話

私の2回目のアイアンマンは、気温32℃の猛暑でした。

ランパート20km地点で突然、激しい頭痛と吐き気が襲いました。

「水は飲んでいたはず…」と思いましたが、後で計算したら水分摂取量が全然足りていませんでした

2-2. 暑さレースでの水分・塩分摂取計画

基本ルール:体重×時間数×0.5L

例:体重70kgの人が15時間レースする場合
70kg × 15時間 × 0.5L = 約5.25L

これを15時間で割ると、1時間あたり約350ml

実践的な摂取スケジュール

区間 時間 摂取量 補給内容
スイム 1〜2時間 0ml 終了後すぐに補給
バイク 6〜8時間 2.5〜3L 20分ごとに150ml
ラン 5〜7時間 2〜2.5L エイド毎に200ml

塩分補給も忘れずに

  • 塩飴(1時間に1個)
  • スポーツドリンク(水とスポドリを1:1)
  • 塩タブレット(2時間に1錠)

2-3. 暑さ対策の具体的テクニック

レース前

  • ✅ 前日から水分を多めに摂取(尿の色が薄い黄色になるまで)
  • ✅ 朝食は軽め(消化にエネルギーを使わない)
  • ✅ スタート30分前に500ml飲む

レース中

  • ✅ エイドで水をかぶる(頭・首・腕)
  • ✅ 日陰で休憩を取る(5分でも効果的)
  • ✅ 帽子を濡らす(気化熱で冷却)
  • ✅ 氷をウェアに入れる(首・胸・脇)

危険信号:こうなったら緊急対応

  • ⚠️ 汗が出なくなる
  • ⚠️ めまい・ふらつき
  • ⚠️ 吐き気・頭痛
  • ⚠️ 肌が異常に熱い

→ すぐにエイドで休憩!水をかぶり、医療テントへ

第3章:寒さ対策 – 筋肉の硬直を防ぐ

3-1. 寒さレースの最大の敵:筋肉のパフォーマンス低下

実体験:スイムスタート前に足がつった話

気温14℃の早朝スタート。ウェットスーツを着ていても、スタート前の待機時間で体が冷えました。

スタート直後、足がつって泳げなくなりました。

原因はスタート前の体温低下でした。

3-2. 寒さレース前の準備

スタート前の体温維持

タイミング やること 目的
スタート30分前 ウォームアップ(軽いジョギング) 筋肉を温める
スタート15分前 防寒着を着る(ゴミ袋でOK) 体温を逃がさない
スタート5分前 軽いストレッチ 筋肉をほぐす
スタート直前 暖かい飲み物 内側から温める

ゴミ袋テクニック

大きなゴミ袋に穴を開けて、頭と腕を通すだけ。

スタート直前まで着ておき、スタート時に脱いで捨てる。

これだけで体温を5℃以上保てます。

3-3. 寒さレース中の対策

バイクパート

  • ✅ ジャケット・アームウォーマー着用
  • ✅ 最初の30分はペースを抑える(体を温める)
  • ✅ 下り坂では体を伏せて風を避ける

ランパート

  • ✅ 最初は歩いてもOK(筋肉を温める)
  • ✅ 手袋をする(末端から冷える)
  • ✅ 暖かい飲み物を優先的に飲む

第4章:天気予報の活用法

4-1. レース1週間前から毎日チェック

チェックすべき項目

  • ? 気温(最高・最低)
  • ? 降水確率
  • ? 風速・風向
  • ? 時間帯別の天気

おすすめアプリ

  • Windy(風予報に特化)
  • tenki.jp(1時間ごとの詳細予報)
  • Yahoo!天気(レーダー機能)

4-2. 天候に応じた装備チェックリスト

雨予報の場合

□ 防水ジャケット
□ アームウォーマー
□ 防水グローブ
□ シューズカバー
□ タオル2枚
□ 着替えのソックス
□ ゴミ袋

暑さ予報(28℃以上)の場合

□ 帽子(ランパート用)
□ サングラス
□ 日焼け止め
□ 塩タブレット
□ スポーツドリンク粉末(追加)
□ 水ボトル多め

寒さ予報(15℃以下)の場合

□ ジャケット
□ アームウォーマー
□ レッグウォーマー
□ 手袋
□ ゴミ袋(防寒用)
□ カイロ

第5章:私の失敗談から学ぶ

失敗①:「大丈夫だろう」と油断した

状況: 気温20℃、雨予報30%
判断: 「そこまで寒くないし、降らないだろう」→ 防寒着なし
結果: 予報が外れて雨。体が震えてペースダウン

教訓: 天気予報が30%でも、装備は必ず持っていく

失敗②:水分摂取量を計算していなかった

状況: 気温28℃の暑さレース
判断: 「喉が乾いたら飲めばいい」
結果: ランパート20kmで頭痛・吐き気

教訓: 事前に必要量を計算し、タイマーで強制的に飲む

失敗③:エイドで休憩するのをためらった

状況: 雨で体が冷え、指が動かない
判断: 「制限時間が…」と休憩せずに走行継続
結果: さらに体温低下、危険な状態に

教訓: 5分の休憩で30分の遅れを取り戻せる


? 完走への道を選ぼう

あなたに合った準備ツールを選んでください


無料

完走チェックリストLite

  • ✅ レース前日の準備
  • ✅ 当日朝のチェックリスト
  • ✅ トランジションエリア設営


無料でダウンロード →


有料・全部入り

完走テンプレPro(全部入り)

  • ⭐ Lite版の全機能
  • ⭐ 補給タイミング表
  • ⭐ ペース設計シート
  • ⭐ 練習計画テンプレート
  • ⭐ 機材チェックリスト


Pro版を見る →


まとめ:天候対策は「保険」と考える

天候対策の装備は、使わなければラッキー、使えば命を守る保険です。

  • ✅ 雨対策:防水ジャケット・手袋を必ず持つ
  • ✅ 暑さ対策:水分・塩分の摂取計画を立てる
  • ✅ 寒さ対策:スタート前の体温維持を徹底

最も大切なこと:
制限時間より命が大切。危険を感じたら無理をしない。

次回のレースでは、「天候が原因のDNF」は絶対に避けましょう。


? この記事の内容を1枚にまとめました

「天候別対策チェックリスト PDF」を無料配布中!

  • ✅ 雨・暑さ・寒さの装備リスト
  • ✅ 天気予報チェック項目
  • ✅ 水分摂取量計算シート

レース前日に印刷して、トランジションバッグに入れておけば安心です。

? 無料ダウンロードはこちら


FAQ:よくある質問

Q1: 雨予報が50%の場合、装備は持っていくべき?

A: 必ず持っていってください。50%は「降るかもしれない」ではなく「降る確率が半分」です。トランジションバッグに入れておけば重くありません。

Q2: 暑さレースで氷をウェアに入れるタイミングは?

A: バイクパート後半(100km以降)とランパート序盤が効果的です。エイドステーションで氷をもらい、首・胸・脇に入れます。

Q3: 寒さレースでゴミ袋はどこで手に入る?

A: スーパーの45Lゴミ袋でOKです。会場でも配布している場合があります。スタート直前まで着て、スタート時に脱いで捨てます。

Q4: 天気予報が当日朝に変わったらどうする?

A: 朝4:00に最終チェックし、必要に応じて装備を変更します。トランジションバッグには「迷ったら持っていく」の精神で多めに入れておきましょう。

Q5: 体温が下がりすぎたらリタイアすべき?

A: 危険信号(震えが止まらない、思考力低下、唇が紫)が出たら、必ず医療テントへ。命より大切なレースはありません。


この記事のポイント

天候 最大の敵 対策
低体温症 防水ジャケット・手袋、エイドで休憩
暑さ 熱中症 水分・塩分計算、エイドで水をかぶる
寒さ 筋肉硬直 スタート前の体温維持、ゴミ袋テクニック

天候は変えられないが、準備はできる。

次のレースでは、天候を味方につけて完走しましょう!

? この記事に関連する無料ツール

完走チェックリストをPDFで無料配布中

16時間完走者が後悔した20項目をまとめました。


無料で受け取る →

コメント

タイトルとURLをコピーしました