「トライアスロン用のシューズって、必要なの?」
ランニングシューズでも完走できます。でも、専用シューズの方が有利です。
この記事で、シューズ選びの基準をすべて解説します。
想定読者
この記事は、こんな方に向けて書いています:
✅ 初めてトライアスロンに挑戦する人
✅ 「シューズ選び」で悩んでいる人
✅ ランニングシューズとトライアスロンシューズの違いが分からない人
✅ コスパ良くシューズを選びたい人
✅ 完走を目標にしている人
結論:ランニングシューズでも完走できるが、専用シューズには理由がある
先に結論を言います。
ランニングシューズでもアイアンマンは完走できます。
私も初挑戦時は普段のランニングシューズ(Asics GT-2000)で完走しました。
ただし、トライアスロン専用シューズには明確なメリットがあり、2回目以降は専用シューズに切り替える人が多いのも事実です。
この記事では:
- ランニングシューズとトライアスロンシューズの違い
- どちらを選ぶべきか(あなたの状況別)
- おすすめモデルと選び方
- シューズ以外に準備すべきもの
をすべて解説します。
ランニングシューズ vs トライアスロンシューズ:何が違う?
1. トランジション(T2)での脱ぎ履きスピード
最大の違いはこれです。
トライアスロンシューズは、靴紐がなく、ベルクロやゴム紐で固定するため、T2(バイク→ラン)で素早く履けます。
【履く時間の比較】
- ランニングシューズ(靴紐):30〜60秒
- トライアスロンシューズ(ベルクロ):10〜20秒
- トライアスロンシューズ(ゴム紐):5〜10秒
30秒の差は大きい?
制限時間ギリギリの人には大きいです。
余裕がある人には誤差です。
2. 濡れた足でも履きやすい
バイク180kmを終えた後、足は汗でびしょびしょです。
(ウェットスーツを脱いだ直後なので、特に濡れています)
トライアスロンシューズは、内側がスムーズな素材で、濡れた足でも滑り込みやすい設計になっています。
ランニングシューズは靴下を履くことが前提なので、濡れた素足だと摩擦が大きく、履きづらいです。
3. 通気性とドレイン(排水穴)
トライアスロンシューズには、ドレイン(排水穴)が付いているモデルが多く、水が中に溜まりません。
ランニングシューズは密閉性が高いため、汗や水が溜まりやすく、重くなります。
4. 重量
トライアスロンシューズは軽量モデルが多いです。
【重量比較(27cm片足)】
- Nike Zoom Fly (ランニングシューズ):約240g
- Asics GT-2000 (ランニングシューズ):約300g
- Zoot Ultra Race (トライアスロンシューズ):約210g
- Saucony Fastwitch (トライアスロンシューズ):約180g
42.195kmを走ると、100gの違いでも足の疲労が変わります。
5. クッション性
ランニングシューズの方が、クッション性が高いモデルが多いです。
トライアスロンシューズは軽量化を優先しているため、クッションが薄めです。
アイアンマンのランパートでは、クッション性も重要です。
(180kmのバイク後に42kmを走るため、足へのダメージが大きい)
この点では、ランニングシューズの方が有利です。
どちらを選ぶべき?(あなたの状況別ガイド)
ケース1:初挑戦で、予算を抑えたい
→ ランニングシューズでOK
理由:
- 既に持っているランニングシューズがあれば、追加出費ゼロ
- 完走を目標とするなら、T2での30秒は誤差の範囲
- クッション性が高い方が、ランパート後半が楽
おすすめモデル:
- Asics GT-2000(安定性◎、クッション◎)
- Nike Pegasus(万能型、初心者向け)
- Hoka Clifton(最高のクッション、疲労軽減)
ケース2:完走タイムがギリギリ(16〜17時間)
→ トライアスロンシューズを検討
理由:
- T2での時間短縮が貴重
- 軽量化で、ランパート後半の疲労を軽減
- 濡れた足でもスムーズに履ける
おすすめモデル:
- Zoot Ultra Race(コスパ◎、初心者向け)
- Saucony Fastwitch(軽量、レース向け)
- ON Cloudflash(クッション◎、軽量◎)
ケース3:2回目以降の挑戦、タイム短縮を狙う
→ トライアスロンシューズ一択
理由:
- T2での時間短縮
- 軽量化でペース向上
- 専用設計のメリットを最大化
おすすめモデル:
- Zoot Ultra Race 5.0(最新モデル、軽量)
- Saucony Kinvara(バランス型、万能)
- Nike Zoom Vaporfly(最速、上級者向け)
ケース4:足が痛くなりやすい、怪我が心配
→ ランニングシューズ(クッション重視)
理由:
- アイアンマンのランパートは過酷(180kmバイク後の42km)
- クッション性が高い方が、足へのダメージを軽減
- タイムよりも、完走を優先
おすすめモデル:
- Hoka Clifton(最高のクッション)
- Asics Kayano(安定性◎、サポート◎)
- Brooks Ghost(クッション◎、万能型)
私が実際に使ったシューズ(16時間9分完走)
初挑戦時(16時間9分完走)
Asics GT-2000 9
- 価格:約12,000円
- 重量:約300g(片足27cm)
- タイプ:ランニングシューズ(安定性重視)
選んだ理由:
- 普段のトレーニングで使っていたシューズ
- 足に馴染んでいて、安心感があった
- クッション性が高く、ランパート後半でも足が痛くならなかった
結果:
- ランパート完走タイム:5時間42分(平均8:05/km)
- T2での履く時間:約40秒(靴紐を結ぶのに時間がかかった)
- 足のトラブル:なし
反省点:
- T2で靴紐を結ぶのに手間取った(濡れた手で結びにくい)
- 30kmを過ぎたあたりで、シューズ内に汗が溜まって重く感じた
2回目(検討中)
次のレースでは、Zoot Ultra Race 5.0を試す予定です。
理由:
- T2での時間短縮(ゴム紐で10秒以内に履ける)
- 軽量化でペース向上を狙う(約100g軽い)
- ドレイン付きで、汗が溜まらない
ただし、クッション性が落ちるので、練習で試してから決めるつもりです。
シューズ選びの5つのポイント
1. 必ず試着すること
ネットで買うのは危険です。
理由:
- メーカーによってサイズ感が違う(Asicsは小さめ、Nikeは大きめ)
- 足の形によって、合う・合わないがある
- 42km走った後の足の腫れを考慮する必要がある
試着時のチェックポイント:
- つま先に1cm程度の余裕があるか
- かかとがしっかりホールドされているか
- 横幅がきつくないか(指が自由に動くか)
2. 普段のサイズより0.5〜1cm大きめを選ぶ
アイアンマンのランパートでは、足が腫れます。
私の例:
- 普段のサイズ:26.5cm
- アイアンマン用シューズ:27.0cm
0.5cm大きめにしたことで、ランパート後半でも足が痛くなりませんでした。
3. レース前に100km以上走り込むこと
新品のシューズでレースに出るのは絶対NG!
理由:
- シューズが足に馴染んでいないと、マメができる
- レース中にマメができると、地獄です(経験者談)
最低限の走り込み:
- 練習で100km以上走る
- 長距離走(20km以上)を3回以上
- レース1週間前には、もう新しいシューズは履かない
4. 靴下はどうする?
トライアスロンでは、靴下を履かない人が多いです。
理由:
- T2での時間短縮(靴下を履く時間が不要)
- 濡れた足に靴下を履くのは難しい
ただし、靴下を履いた方がマメができにくいのも事実です。
私の場合:
- 初挑戦時:靴下なし(T2で時間短縮)
- 結果:マメができた(30km地点で痛みが出た)
- 次回:薄手の5本指ソックスを試す予定
おすすめ靴下:
- Tabio レーシングラン 5本指(薄手、速乾性◎)
- FEETURES! Elite Max(クッション性◎、マメ予防)
5. 予備シューズは不要
「レース中にシューズが壊れたらどうしよう…」
心配無用です。シューズが壊れることはまずありません。
予備を持っていくべきもの:
- 靴紐の予備(ランニングシューズの場合)
- ゴム紐の予備(トライアスロンシューズの場合)
シューズ本体の予備は不要です。(荷物が増えるだけ)
おすすめシューズ一覧(価格帯別)
エントリーモデル(10,000〜15,000円)
Asics GT-2000
- 価格: 約12,000円
- タイプ: ランニングシューズ(安定性重視)
- おすすめ度: ★★★★★
- こんな人向け: 初挑戦者、クッション重視、予算を抑えたい人
Zoot Solana
- 価格: 約13,000円
- タイプ: トライアスロンシューズ(エントリー)
- おすすめ度: ★★★★☆
- こんな人向け: 初めてのトライアスロンシューズ、コスパ重視
ミドルモデル(15,000〜20,000円)
Zoot Ultra Race 5.0
- 価格: 約17,000円
- タイプ: トライアスロンシューズ(レース向け)
- おすすめ度: ★★★★★
- こんな人向け: 2回目以降、タイム短縮を狙う人、バランス型
Saucony Kinvara
- 価格: 約16,000円
- タイプ: ランニングシューズ(軽量、万能)
- おすすめ度: ★★★★☆
- こんな人向け: 軽量化したいが、クッションも欲しい人
Hoka Clifton
- 価格: 約18,000円
- タイプ: ランニングシューズ(クッション最強)
- おすすめ度: ★★★★★
- こんな人向け: 足が痛くなりやすい人、完走優先、クッション重視
ハイエンドモデル(20,000円以上)
Nike Zoom Vaporfly
- 価格: 約25,000円
- タイプ: ランニングシューズ(レース最速)
- おすすめ度: ★★★☆☆
- こんな人向け: 上級者、サブ12時間を狙う人
注意:
Vaporflyは軽量・反発性に優れていますが、クッション性が低く、アイアンマンのランパートには不向きという意見もあります。
普段のフルマラソンでは最速でも、180kmバイク後の疲労した足には厳しいかもしれません。
よくある質問(FAQ)
Q1: ランニングシューズとトライアスロンシューズ、結局どっちがいいの?
A: 初挑戦者で予算を抑えたいなら、ランニングシューズ。2回目以降でタイム短縮を狙うなら、トライアスロンシューズ。
Q2: 靴下は履くべき?
A: 履かない人が多いです(T2での時間短縮のため)。ただし、マメができやすい人は薄手の5本指ソックスを検討してください。
Q3: レース用シューズは、練習でも使うべき?
A: はい。最低100km以上走り込んで、足に馴染ませてください。新品でレースに出るのは絶対NGです。
Q4: トライアスロンシューズは、普段のランニングでも使える?
A: 使えますが、クッション性が低いので、長距離には向きません。レース専用と割り切った方がいいです。
Q5: 雨の日のレースでは、どっちが有利?
A: トライアスロンシューズ(ドレイン付き)が有利です。ランニングシューズは水が溜まって重くなります。
? 完走への道を選ぼう
あなたに合った準備ツールを選んでください
まとめ:シューズ選びで迷ったら、これだけ覚えておけばOK
初挑戦者向け:ランニングシューズでOK
- おすすめ: Asics GT-2000、Hoka Clifton
- 理由: クッション性が高く、足へのダメージを軽減
- 注意: 普段のサイズより0.5cm大きめ、100km以上走り込む
2回目以降・タイム短縮を狙う人向け:トライアスロンシューズ
- おすすめ: Zoot Ultra Race 5.0、Saucony Kinvara
- 理由: T2での時間短縮、軽量化でペース向上
- 注意: クッション性が低いので、練習で試してから決める
共通の注意点
- 必ず試着すること(ネットで買わない)
- 普段のサイズより0.5〜1cm大きめ(足の腫れを考慮)
- レース前に100km以上走り込む(足に馴染ませる)
- 靴下は任意(履かない人が多いが、マメ予防には有効)
完走への道は、正しいシューズ選びから始まります。
あなたのゴールを、心から応援しています!


コメント