ランパートで歩かないための3つの鉄則 – 30kmの壁を越える

Triathlon training 完走計画

? この記事はこんな人におすすめ:

  • アイアンマン初挑戦で制限時間が不安な方
  • ランパートで歩いてしまった経験がある方
  • 「30kmの壁」を事前に対策したい方
  • ギリギリ完走を目指す方

「30km地点で、もう走れなくなった…」

アイアンマンのランで最も辛いのは、30km以降です。

でも、3つの鉄則を守れば、歩かずに完走できます。16時間9分で完走した私が実践した方法を、すべて公開します。


なぜ、ランパートで歩いてしまうのか?

アイアンマンのランパート(42.195km)は、フルマラソンと同じ距離です。しかし、すでにスイム3.8km・バイク180kmを終えた後に走ります。

私が初挑戦した「アイアンマン70.3セントレア」では、ランの30km地点で足が止まりました

私が歩いてしまった理由

  1. バイクでペースを上げすぎた → ランで脚が動かない
  2. 補給を怠った → エネルギー切れでハンガーノック
  3. メンタルが崩壊した → 「制限時間に間に合わない…」という焦り

でも、16時間9分で完走できたのは、この3つの失敗から学んだ鉄則を実践したからです。


鉄則①:バイクで脚を残す

最大の失敗:「バイクで頑張りすぎた」

初挑戦の私は、バイクで平均23km/hで走りました。「制限時間に余裕を持たせたい」という焦りから、ペースを上げすぎたのです。

結果、ランのスタート時点で脚がパンパン。10km走った時点で、すでに歩きたくなっていました。

成功パターン:「バイクは遅くても良い」

16時間完走時のバイクペース:平均19.5km/h

  • バイク180kmを9時間12分で走破
  • ランスタート時、脚に余力が残っていた
  • 結果、ランを6時間10分(平均8:47/km)で完走

具体的なアドバイス

項目 推奨ペース 理由
バイク前半(0-90km) 心拍数を最大心拍の65-70%に抑える 脚を温存
バイク後半(90-180km) 平均20km/h以下を目安に ラン前に脚を休める
登り坂 無理に踏み込まない ランで必要な筋力を残す

? ポイント: バイクで10分速くしても、ランで20分遅くなったら意味がありません。バイクは「脚を残すパート」です。


鉄則②:補給を絶対に切らさない

最大の失敗:「30km地点で補給が切れた」

初挑戦時、私は補給食を持たずにランをスタートしました。「エイドステーションで十分だろう」と思っていたのです。

しかし、30km地点でエネルギーが完全に切れました

  • 脚が動かない
  • 頭がボーッとする
  • エイドステーションのバナナを食べても回復しない

これが、いわゆるハンガーノックです。

成功パターン:「30分ごとに補給」

16時間完走時の補給プラン:

時間 補給内容 理由
0-10km ジェル1個 + 水200ml 胃が動いているうちに補給
10-20km ジェル1個 + スポーツドリンク200ml エネルギー補給
20-30km 塩分タブレット + コーラ200ml 電解質補給
30-42km 何でも食べる(バナナ、パン、ジェル) とにかくエネルギー

? ポイント: 「お腹が空いてから食べる」では遅い。30分ごとに時計を見て、強制的に補給しましょう。

私が使った補給食

  • Maurten Gel 100 → 胃に優しい、すぐエネルギーになる
  • 塩熱サプリ → 塩分補給、足攣り防止
  • コーラ(エイドステーション) → 糖分と炭酸で気分転換

鉄則③:メンタルを「小さく」分割する

最大の失敗:「42kmを意識しすぎた」

初挑戦時、私は「あと30km走らないといけない…」と絶望しました。

42kmという距離は、想像以上に長い。特に、すでに12時間以上レースをしている状態では、ゴールが遠すぎて心が折れます

成功パターン:「次のエイドステーションだけ考える」

16時間完走時、私は「42kmを走る」ことを一切考えませんでした

代わりに、「次のエイドステーションまで走る」だけに集中しました。

具体的な方法

距離 考え方
0-5km 「とりあえず5kmまで」
5-10km 「次のエイドステーションまで」
10-20km 「あと2つエイドステーションを過ぎれば折り返し」
20-30km 「あと12km。4つのエイドステーション」
30-40km 「あと10km。あと3つ」
40-42km 「ゴールが見える!」

? ポイント: 「あと30km」ではなく、「次の3km」だけ考える。エイドステーションごとに「よし、ここまで来れた」と自分を褒めましょう。

私が実践した「3kmルール」

  • 3km走ったら、1分歩く → 脚を回復させる
  • 歩くときは時計を見る → 1分だけ。ダラダラ歩かない
  • 歩きながら補給 → ジェルを飲む、水を飲む

これを繰り返すことで、「走れなくなる」前に回復できます。


実践:私の実際のランペース

16時間完走時の、ラップタイムを公開します。

区間 タイム 平均ペース 感想
0-10km 1:15:00 7:30/km まだ余裕
10-20km 1:25:00 8:30/km 少し疲れてきた
20-30km 1:35:00 9:30/km ここが一番キツい
30-35km 50:00 10:00/km 歩き始める
35-42km 1:05:00 9:17/km 「ゴールが近い!」と復活

合計: 6時間10分(平均8:47/km)

注目ポイント

  • 20-30kmが最もキツい → ここで歩かなければ、あとは楽
  • 30km以降、ペースが回復 → メンタルの影響が大きい
  • 平均8:47/kmでも完走できる → 速く走る必要はない

「30kmの壁」を越えるための事前準備

レース当日だけでなく、練習段階から対策が必要です。

練習①:ブリックラン(バイク後のラン)

内容:

  • バイク60-90km → すぐにラン10-15km
  • バイクで脚を使った後、ランで脚が動くか確認

頻度: 月2-3回

? ポイント: バイク後のランは、想像以上にキツい。事前に体験しておくことで、レース当日の「脚が動かない!」という恐怖が減ります。

練習②:30km走(LSD – Long Slow Distance)

内容:

  • ゆっくり30km走る(ペース9:00-10:00/km)
  • 「30kmを走りきる」という自信をつける

頻度: 月1-2回

? ポイント: 速く走る必要はありません。「30kmを完走できる」という実績が、レース当日の自信になります。

練習③:補給の実戦練習

内容:

  • 30km走の途中で、レース本番と同じ補給食を試す
  • 「どのタイミングで何を食べるか」を体に覚えさせる

? ポイント: レース当日に初めて試す補給食は絶対NG。胃が受け付けず、逆効果になります。



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まとめ:歩かないための3つの鉄則

  1. バイクで脚を残す → ペースを上げすぎない(平均20km/h以下)
  2. 補給を絶対に切らさない → 30分ごとに強制補給
  3. メンタルを「小さく」分割する → 次のエイドステーションだけ考える

この3つを守れば、「30kmの壁」は乗り越えられます

私も初挑戦では30km地点で歩きましたが、2回目の挑戦で16時間9分完走。あなたも、必ず完走できます。


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