鈴鹿サーキットを自転車で走る贅沢 — シマノ鈴鹿ロード参戦記

Race Day

2025年8月30日、シマノ鈴鹿ロードの2周の部で20位に入った。

順位より印象に残っていることがある。途中で集団から千切れて「もうゴールまで一人で走るしかない」と覚悟した直後、最終コーナー手前で前方の集団のペースが落ちた。

意図的に待ってくれたのか、コーナー前で全員が脚を溜めていたのか、今でも分からない。ただ、必死に踏んで追いついて、ラストスプリントだけ参加できた。千切れたと思った相手に再合流できた瞬間の高揚感は、ロードレースでしか味わえないものだった。

トライアスロンしかやってこなかった僕にとって、鈴鹿サーキットを自転車で走るのも、ロードレース本番のピリッとした空気感も初体験。この記事は、その1日の記録です。

鈴鹿サーキットを自転車で走れるイベントがある

F1で使われるコースを、自分の脚で走れる。これが鈴鹿の最大の魅力。初心者向けカテゴリから競技色の強いカテゴリまで揃っていて、レベルに合わせて幅広く参加できる。

朝1時間マラソン+2周の部+2時間エンデューロ、3種目に欲張った話

エントリーしたのは朝1時間マラソン+2周の部+2時間エンデューロの3種目。「1日で複数種目」はトライアスリートの得意分野だし、せっかく鈴鹿まで来るなら欲張ろうと思った。

使用バイクは Trek Madone SL6 Gen7

2周の部・20位の話

走り出してまず驚いたのは路面の良さ。信号なし・対向車なし・全力維持できる爽快感は、関西の公道練習では絶対に味わえない。

ただし、8月の鈴鹿は暑さが本気。気温も湿度も尋常じゃなくて、後半は集中力を維持するだけで精一杯になった。

集団から千切れたのは確か中盤過ぎ。前のグループに離されて、後ろからも誰も来ない。「これ、もう完全に独走パターンだな」と思いながら淡々と踏んでいた。

最終コーナー手前で、なぜか前方の集団のペースが落ちていた。必死に踏んで追いついて、ラストスプリントだけ加わって、20位でフィニッシュ。

車で走る鈴鹿と、自転車で走る鈴鹿は完全に別物だった。自転車だと「こんなにしんどいのか」と身体で実感する。

初参加の人に伝えたいこと

  • エントリーは早めに:人気カテゴリは想像以上にすぐ埋まる
  • 暑さ対策は最優先:ボトル2本、氷、塩分補給は8月鈴鹿では必須
  • 当日の導線を前日に確認:駐車場・受付・招集場所、地味に迷う
  • 工具・空気入れ・補給食は忘れない:会場で買えるとは限らない

トライアスリートがロードレースに出る意味

短時間高強度の刺激、集団走行の経験、ペーシング精度。どれもトライアスロン本番のバイクパートに効く。

20位に入った僕でも、集団から千切れた瞬間に「やっぱり実走パワーが足りていない」と痛感した。それが次のトライアスロン練習メニューに直結する。ロードレースは、自分のバイクパートの弱点をあぶり出すのに最適な場だと思う。

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